財務・人事三井倉庫ホールディングス(HD)が4日発表した2027年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比9.6%増の806億9700万円、営業利益が同10.8%減の56億9600万円だった。最終利益は12.9%増の36億9600万円となった。
主力の物流事業は、売上高が9.0%増の784億3400万円となった一方、営業利益は12.7%減の60億4000万円だった。顧客企業の原材料や部品の在庫調整が一服し、食品原材料の輸入貨物や日用雑貨の荷動きが好調に推移した。流通小売業向けの新規業務開始や、ヘルスケア関連貨物の取り扱い増加も増収に寄与した。
一方、中東情勢の混乱などを背景に航空・海上運賃が上昇し、原価高騰分を適正料金として収受するまでに時間差が生じたことで、運賃差益が一時的に縮小した。航空貨物輸送では、前年同期に発生した高付加価値輸送需要の反動減も利益を押し下げた。
不動産事業は、売上高が29.4%増の25億3300万円、営業利益が62.8%増の12億6600万円だった。マルチテナント化したMSH日本橋箱崎ビルへの新規テナント入居が寄与した。最終利益は、連結子会社の保険代理店事業売却に伴う事業譲渡益6億円を計上したことで増益となった。
通期予想は据え置き、売上高3160億円、営業利益230億円、最終利益125億円を見込む。
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