財務・人事飯野海運は4日、2027年3月期の連結業績予想を上方修正した。通期の売上高は従来予想の1290億円から1360億円、営業利益は91億円から120億円、経常利益は67億円から96億円、最終利益は121億円から140億円へ引き上げた。ケミカルタンカーやドライバルク船の市況が、従来想定より高い水準で推移したほか、一部船舶の契約更改による収益改善や円安を織り込んだ。
中間期予想も、売上高を650億円から690億円、営業利益を32億円から55億円、経常利益を11億円から41億円、最終利益を76億円から112億円へ修正した。第2四半期以降の為替前提は1ドル155円とし、ドライバルク船市況の堅調な推移を見込む。一方、予想は2026年10月からホルムズ海峡の往来が正常化し、中東地域との海上輸送が従来水準へ回復することを前提としており、地政学情勢による変動余地を残す。
同時に年間配当予想を1株46円から53円へ引き上げた。中間配当を23円から27円、期末配当を23円から26円に増額する。
同日発表した第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比23.2%増の366億9200万円、経常利益が65.0%増の36億1700万円、最終利益が3.4倍の111億1600万円だった。外航海運業は、ケミカルタンカーや大型LPG船、ドライバルク船の市況上昇に加え、前期に完成した大型エタン船2隻の稼働が寄与し、売上高が26.9%増の304億4100万円、営業利益が51.1%増の20億2400万円となった。
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