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DHL、国際航空貨物追い風に2Q営業益30%増

2026年8月7日 (金)

財務・人事DHL(ドイツ)が5日発表した2026年第2四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比13%増の224億ユーロ、EBIT(利払い・税引き前利益)が同30%増の19億ユーロとなった。EBITマージンは前年同期の7.2%から8.3%に改善した。エクスプレス貨物の輸送重量増加や国際航空貨物市場の供給制約、燃料費上昇分の価格転嫁などが増収に寄与した。

主力のDHLエクスプレスは、売上高が21.5%増の71億3200万ユーロ、EBITが64.3%増の12億ユーロだった。輸送重量が再び増加に転じたほか、運賃・輸送能力の管理や国際航空貨物市場の一時的な供給制約が収益を押し上げた。航空貨物の供給制約による利益押し上げ効果は1億5000万ユーロとしている。

DHLグローバルフォワーディングは航空・海上貨物の取扱量増加や運賃変動を背景に、売上高が17.9%増の54億4800万ユーロ、EBITが21.9%増の2億4000万ユーロとなった。地政学情勢や貿易フローの変化が続くなか、国際輸送需要の取り込みが業績を支えた。

一方、DHLサプライチェーンは全地域で増収となり、売上高は12.9%増の47億2100万ユーロだったものの、EBITは12.1%減の3億500万ユーロとなった。前年同期に一時的な利益押し上げ要因があった反動が出た。米州ではライフサイエンス・ヘルスケア、自動車、エンジニアリング・製造業向けが成長をけん引した。

DHL eコマースは売上高が3.7%減の15億9400万ユーロ、EBITが4%減の5400万ユーロだった。英国のエブリとの統合に伴い、英国事業の売上高が連結対象から外れたことが影響した。ドイツ国内の郵便・小包事業は、小包取扱量が伸びた一方、郵便物の減少や輸送費、人件費の増加を受け、EBITが18.7%減の1億3500万ユーロとなった。

同社は7月、26年通期のEBIT見通しを従来の62億ユーロ超から65億ユーロ超へ引き上げた。上期の設備投資額は前年同期比25%増の13億ユーロで、エクスプレス向け航空機の更新や倉庫・仕分けの自動化、デジタル化に投資する。ライフサイエンス・ヘルスケアや新エネルギー、データセンター物流など成長分野への投資も進める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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