,▲外観検の様子(出所:JAL)
調査・データ日本航空(JAL)は11日、フランスのDonecleと、自動飛行ドローンを使った航空機の外観検査の検証を国内で初めて開始したと発表した。従来の目視検査に伴う高所作業をドローンによる撮影に置き換え、作業時間の短縮と整備士の安全性向上を目指す。
航空機の外観検査では、大型の機体を整備士が目視で確認するため時間がかかり、高所での作業も必要となる。JALは6月末から実機を使い、整備士による目視検査とドローンで撮影した画像を比較し、航空機整備での有効性を検証している。
検証にはDonecleのドローン「Iris GVI」を使用。航空機メーカーの整備マニュアルで使用が認められており、障害物を検知しながら機体に接触せず自動で飛行する。操作者の技量に左右されにくく、一定の基準で高解像度画像を撮影できる。画像解析によって不具合箇所の位置の特定や計測も可能だ。機体は幅85.5センチ、長さ85.5センチ、高さ24.5センチ、重量3.7キロとなっている。
現在はJALの格納庫内で実証しており、将来は落雷を受けた機体の検査を迅速化して運航遅延を抑えるほか、機体の塗装状態を継続的に確認する用途への拡大も検討する。国土交通省と連携しながら活用範囲を広げ、定時性と機材品質の向上につなげる。
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