ロジスティクスispace(東京都中央区)は17日、米国法人のispace-U.S.が、米Argo Spaceと自社衛星を月周回軌道まで輸送する正式契約を締結したと発表した。「ミッション2.5」として最速2027年の打ち上げに向けて合意した。輸送対象となる月周回衛星は「アルパイン」と名付けた。

▲Argoが開発する宇宙輸送機「アルゴノート」によりispaceの衛星「アルパイン」を月周回へ輸送するイメージ(出所:ispace)
Argoの宇宙輸送機「アルゴノート」を用いてアルパインを月周回軌道まで輸送する。アルゴノートは水を推進剤として利用し、シスルナ空間を含むあらゆる軌道への輸送を低コストで実現する次世代宇宙物流システムとして設計されている。ispaceは月周回衛星の輸送に当たり、自社のランダーや軌道間輸送機(OTV)に加え、第三者の輸送サービスなど多様な輸送手段を活用する予定である。
アルパインは、2026年3月に発表した「ルナ・コネクトサービス」の提供に向けた初号機となる。同サービスは、2030年までに投入される最低5基の月周回衛星によるコンステレーションで構成し、月面および月周回で通信、測位、観測、SSA(宇宙状況把握)などのサービスを提供する計画である。
ispace-U.S.は、米国内の政府機関や研究機関、民間企業向けに、月面および月周回への輸送サービスや月面インフラ構築に向けたソリューションを提供する。今後は、新たなCLPSプログラムにおけるタスクオーダーの受注や、月南極周辺での活動を支える民間顧客向け輸送サービス契約の獲得を目指す。
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