ガントリークレーン熟練者の暗黙知継承へ手引き

行政・団体国土交通省は2日、「ヒトを支援するAIターミナル」の実現に向けた取り組みの一環として、ガントリークレーン熟練技能者の経験や勘などの「暗黙知」を若手技能者の早期育成に生かすための「手引き」を策定したと発表した。

また、実機に近い環境を再現して効果的なトレーニングを行うことができるVR（仮想現実）シミュレーター、MR（複合現実）デバイスを用いることで、視界内に操作支援情報を表示するシステムの有効性を確認。

手引きとこの手法を組み合わせることにより「熟練技能者が有する暗黙知を効率的に若手技能者に継承することが可能となり、ガントリークレーン操作者の早期育成への貢献が期待される」としている。

▲実荷役に近いシミュレーター環境（出所：国土交通省）