長野県茅野市で別荘地向けドローン配送を実証

ロジスティクス観光・小売事業を展開するアルピコグループ（長野県松本市）、ドローン配送サービスのNEXT DELIVERY（ネクストデリバリー、山梨県小菅村）、KDDIスマートドローン（東京都港区）の3社は16日、新しい日用品配送サービスの構築を目指し、長野県茅野市でネットスーパーと連携したドローン配送の実証実験を実施したと発表した。

同市の蓼科（たてしな）地区（長野県）の別荘エリアへの配送を想定したもの。別荘オーナーの食品購入には少なくとも20分の自動車移動が必要なため、既存ネットスーパーの交通網とドローン配送を組み合わせることで、環境負荷の低減と配送時間の短縮、利便性の向上を検証した。

実証では別荘オーナーの協力の下、ネットスーパーで実際に注文された商品を、別荘地から6キロの地点にあるセルフ型無人決済店舗「デリシア蓼科SS店」から別荘までドローンで配送。商品の中身が崩れることなく現地に配送でき、今後は市街地のデリシア店舗からのドローン配送による直送を視野に入れ、ドローン配送サービスの社会実装に向けた可能性を検討する。

▲注文した別荘のオーナーへ商品を渡す様子（出所：エアロネクスト）

機体はエアロネクスト（東京都渋谷区）が開発した物流専用ドローンAirTruck（エアートラック）を使用し、機体制御にはKDDIスマートドローンが開発した、モバイル通信で機体の遠隔制御・自律飛行を可能にする「スマートドローンツールズ」の運航管理システムを活用した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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