トランコム、荷動き鈍化で通期予想を下方修正

財務・人事トランコムは30日、2024年3月期の通期連結業績予想を下方修正した。売上高を当初予想から28億円減の1717億7000万円に、営業利益を4億円減の71億円に、経常利益を4億3000万円減の71億7000万円に、最終利益を3億5000万円減の46億5000万円にそれぞれ引き下げた。物流情報サービス事業での荷動き鈍化の影響としている。

同日発表した2024年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比微減の838億6800万円、営業利益が同1.1％減の36億3200万円、最終利益が29.3％減の23億4700万円だった。

ロジスティクスマネジメント事業は、北関東エリアの日用品物流が寄与したことで売上高が1.8％増、営業利益が2.4％増と増収増益だった。物流情報サービス事業では、貨物情報数が1.8％増、空車情報数が2.7％減、成約件数は0.4％増で、売上高は成約件数が増加したものの、定期輸送が大幅に減少して売上は微減。新拠点開設と既存拠点の人員体制強化に加え、輸送協力会社への支払いが増加し、営業利益は15.6％の減益となった。

24年3月期の通期連結業績は、売上高が前期比4.1％増の1745億7000万円、営業利益が同0.8％増の75億円、最終利益が30.4％増の50億円と増収増益を予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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