神戸港23年は2.8兆の輸出超過、貿易額は過去最高

調査・データ神戸税関がこのほど発表した2023年の神戸港の貿易概況（速報）によると、輸出入総額は前年比1.2％増で過去最高額となる12兆2048億円だった。そのうち輸出は同4.5％増の7兆5120億円、輸入が3.7％減の4兆6927億円、2兆8193億円の輸出超過。輸出も過去最高を更新した。

輸出品目では、「建設用・鉱山用機械」（15.3％増）、「半導体等製造装置」（21.9％増）、「原動機」（13.1％増）といずれも過去最高額と伸長。

地域別ではアジア向けが1.5％増の4兆1198億円で、中でも中国向けは4.8％増の1兆6635億円と3年連続で増加した。アメリカ向けは主要品目でいずれも大幅に増加し、17％増の1兆5406億円で過去最高だった。EU向けは3.8％減の8665億円で3年ぶりに減少した。

輸入品目は「鉱物性燃料」（23％減）や「無機化合物」（11.4％減）、「有機化合物」（19％減）が減ったが、「輸送用機器」（29.1％増）、「事務用機器」（25.7％増）、「重電機器」（24.1％増）が、特にアジア地域から増加した。

地域別では、アジアからが5.3％減の2兆5896億円で3年ぶりに減少し、中国（6.4％減）、ASEAN（1.6％減）もともに減少した。アメリカは8.8％増の4449億円で3年連続で増加した一方、EUは2.5％減の7868億円で4年ぶり減少となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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