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悪質運送業者の再登録、米法案で監視強化

2026年7月29日 (水)

国際米トラック協会(ATA)は28日、悪質な運送事業者による事業継続を防ぐため、米上院に提出された「貨物運送における安全と説明責任法」(SAFE法)を支持すると発表した。同法案は、社名や所有構造、米運輸省(USDOT)の登録番号を変更しながら営業を繰り返す「カメレオンキャリア」と呼ばれる運送事業者への規制強化を目的とする。

カメレオンキャリアは、安全違反や行政処分、保険上の不利益などを回避するため、事業を閉鎖した後に別会社として再登録し、同じ車両や経営者、運転者、事業所を利用して営業を継続する手法を取るとされる。ATAは、こうした事業者が高速道路の安全を脅かし、法令を順守する運送会社との公正な競争を損なっていると指摘している。

法案では、米連邦自動車運送安全局(FMCSA)に対し、カメレオンキャリアの特徴を示す登録申請を識別する高度な自動化ツールの開発・試験・導入を求めるほか、連邦政府と州政府間の情報共有を強化し、不正な登録申請の早期発見を図る。また、誤って不適格と判断された申請者向けの異議申し立て制度を整備し、導入後のツールの有効性監査も義務付ける。さらに、米政府会計検査院(GAO)に対し、カメレオンキャリアの実態や関連する事故・死亡事故を調査し、取り締まり強化に向けた勧告を行うよう求める内容も盛り込まれた。

また、インディアナ州トラック協会やニュージャージー州トラック協会も法案を支持し、高速道路の安全性向上と法令を順守する運送事業者の競争環境改善につながるとの見方を示した。

SAFE法案は、共和党のトッド・ヤング上院議員と民主党のアンディ・キム上院議員が共同提出したもので、ことし初めには共和党のハリエット・ヘイグマン下院議員が下院でも同法案を提出している。

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