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中国物流総額5.1%増、鉄道・水運への転換進む

2026年7月30日 (木)

調査・データ中国物流購買連合会が29日公表した2026年上半期の物流動向によると、国内で物流の対象となった物品の価値総額を示す「物流総額」は、前年同期比5.1%増の181兆1000億元となった。中国のGDP成長率4.7%を0.4ポイント上回り、高技術製造、デジタル製品、越境EC(電子商取引)などが物流需要を押し上げた。一方、輸入物流は2.2%増にとどまり、原油や鋼材の輸入が減少する一方、半導体製造装置や集積回路は増加した。

工業品の物流総額は5.4%増だった。高技術製造業の物流需要は13.3%増、デジタル製品製造業は12.3%増となり、従来型産業を上回った。集積回路とリチウムイオン電池の生産量もそれぞれ23.1%、39.3%増え、原材料の調達や製品配送など関連物流の需要拡大につながった。再生資源の物流総額も5.4%増となり、使用済み電池の回収など逆物流が伸びた。

物流業の売上高は4.7%増の7兆2000億元。国家鉄道の貨物輸送量は1.8%増の20億1500万トン、中欧班列の運行本数は20%増の1万1178本となった。航空貨物・郵便輸送量は6.0%増の507万3000トンで、国際貨物は13.9%増加した。宅配便取扱個数は5.0%増の1003億8000万個、売上高は7.3%増の7714億1000万元だった。

輸送、保管、管理にかかった物流関連総費用は4.6%増の9兆6000億元で、GDPに占める割合は13.9%と前年同期から0.1ポイント低下した。貨物輸送量を輸送距離で換算した貨物輸送回転量は、鉄道が6.7%増、水運が6.9%増となり、道路輸送の3.2%増を上回った。

鉄道を幹線とする複合一貫輸送の取扱量は87.9%増の2億4300万トン、鉄道・水運の複合輸送は11%増の912万TEUに拡大した。道路から鉄道、水運への輸送転換が、輸送費の抑制に寄与した。

一方、保管費は7.0%増の3兆1000億元となり、物流関連総費用に占める割合は0.7ポイント上昇した。製造業の在庫増加や売掛金の回収長期化により、保管費と資金負担が増している。輸送構造の改善が進む一方、在庫の圧縮や企業間の情報共有、サプライチェーン全体を一体運営する仕組みの構築が課題となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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