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Zenport、船積書類AIで洋上在庫管理を高度化

2026年8月10日 (月)

サービス・商品Zenport(ゼンポート、東京都千代田区)は10日、船積書類を読み取るAI(人工知能)エージェント「ZenRead」で、文脈データを照合する判定機能を強化したと発表した。インボイスなどに記載された品目を自社の品目マスタに読み換え、PO(注文)の明細と突合する。輸出入業務の手作業を減らすとともに、輸送中の洋上在庫をPO明細単位で把握しやすくする。

グローバルサプライチェーンでは、船積書類に記載される品名の形式や呼び方が取引先によって異なる。AI-OCRの普及で文字の読み取りやデータ化は自動化が進む一方、読み取った商品が自社のどの品目に該当し、どの注文の明細に対応するのかを判断する作業は、担当者の経験や手作業に依存しているという。

(クリックで拡大、出所:Zebport)

ZenReadは、船積書類に記載された取引先、数量、単価などの付帯情報と、基幹システムから同期した取引実績を照合する。取引の文脈を基に、取引先ごとに異なる品目名を利用企業の品目へ読み換える。その上で、対応するPOの明細にひも付け、どの注文に対する書類なのかを確定する。訂正や分割、複数書類にまたがる場合もPO明細との関係を維持して管理する。

物流管理では、船積み後から着荷までの洋上在庫の可視化に活用できる。船積書類の到着を起点として、どの品目がどれだけ輸送中にあるかをPO明細単位で把握し、注文残の情報も更新する。実地棚卸ができない洋上在庫について、取引先ごとの書類に分散していた数量や内訳をPO明細と結び付けて把握できる。

AI(人工知能)が読み取りから品目特定、PO明細との突合までを一連で処理し、人による確認は必要な案件に絞る。取引先の書式や既存の基幹システムを変更せず導入でき、既存データを活用することで新たな手入力も原則増やさないとしている。

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