西濃、福通とのエコ共配を全国展開へ

福山通運春日井支店へ対象の荷物を回送する様子

サービス・商品西濃運輸は3日、福山通運との共同一括配送サービス「エコデリバリー」を今月から全国展開すると発表した。

両社は5月から段階的に開始し、月間659キロのCO2削減に成功するなど「大きな成果が出ている」として、サービスを全国に拡大して展開することにしたもの。

エコデリバリーは、両社の同一の配達先を集約して一括で配送することで、地球温暖化ガス排出の抑制による環境負荷の低減や道路渋滞の緩和、顧客の荷受作業の負担の軽減を目指すサービスで、これまでに5か所の支店で相互に一括配送を行い、合計で月間659キログラムのCO2を削減した。1年間継続すると7908キログラムの削減となり、杉の木565本が1年間に吸収するCO2の量に匹敵する。

今後は、両社の全店で立地や物量を考慮しながらエコデリバリーの対象となる顧客をピックアップし、7月中旬から段階的に展開していく。