EC米3PLのラディアルは4日、返品処理システムを手がけるツー・ボックス(同)と提携し、EC(電子商取引)事業者向けの返品管理機能を強化すると発表した。倉庫内の返品業務にツー・ボックスのシステムを組み込み、紙や手作業に依存した検品、判定工程をデジタル化する。
システムは、作業者への手順案内や返品商品の写真記録、あらかじめ設定した条件に基づく処理判定に対応する。返品商品を再在庫化するほか、修理、換金処分、寄付、リサイクルに振り分け、返金までの時間短縮と在庫価値の回収を図る。
両社によると、導入により返品処理速度を最大3倍に高め、再在庫化率を20%以上改善できるとしている。検品後に返金する仕組みを通じ、不正返品を最大94%削減する効果も見込む。
衣料品や履物ではECの返品率が30%近くに達する場合があり、返品対応のコストや不正利用が小売事業者の負担となっている。両社の調査では、小売事業者の44%が返品詐欺や制度の悪用を最大の課題に挙げ、半数近くが依然として返品業務を内製していた。
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